転職をすると、今までの会社で『企業型確定拠出年金(企業型DC)』に加入していた場合、移管の手続きが必要となります。
私が退職してから4ヶ月。
まだ大丈夫、と余裕をかましていたらちょっとあぶないことになっています。
そんな確定拠出年金の移管のお話。
- 退職ほやほやの人。
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移管する人。
- 6ヶ月でしょ?まだまだ余裕だぜ!って人。
先に言っておくと、
『手続き』の期限が6ヶ月なのであって、あなたの『書類の提出』の期限じゃないよ!あと準備に時間がかかる可能性のある書類が混じってるよ!
ということではじめていきます。
目次
どこに移管するか。
どこに移管するかは以下の2パターン。
- 転職先の企業型確定拠出年金へ。
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)へ。
転職先に企業型確定拠出年金制度があるか否かで決まります。
ある場合は、転職先の企業でうまいことやってくれるはず。聞きましょ。
ない場合は、iDeCo(イデコ)と呼ばれる、個人型確定拠出年金に加入することになります。また、自営業の方もこちら。
ここではiDeCoとは何者か、手続きはどうするかについては話しません。
というか詳しく話せる自信がありません・・。
とりあえず証券会社に資料請求するといい。
例えば野村證券とか。(私はここです)
企業型の人はあまり意識しなくても良いと思うので、気をつけなければいけないのは個人型(iDeCo)の人です。
手続きの期限は6ヶ月以内だけど・・。
まず、6ヶ月の考え方は以下の通り。
企業型確定拠出年金加入者の資格は、退職日の翌日に喪失します。移換手続きの期限は、資格を喪失した月の翌月から起算して6ヶ月以内となります。
(例) 退職日が2015年3月末日の場合
確定拠出年金のJIS&T
資格喪失日: 2015年4月1日
お手続き期限: 2015年10月末日
私は2月末日付けで退職なので、『9月末まで』となるようです。
かなり余裕そうに見えます。
しかし、提出してから手続きに1〜2ヶ月かかるとの記載もあり(どこかは忘れた)、いったい私はいつまでに申込書出せばいいのだろう・・。
野村證券に問い合わせしてみた。
6ヶ月なかった。
申込書の提出は5ヶ月以内ですね。
ただ、あくまでこれは野村證券の場合なので、各々の証券会社(iDeCoやろうとしている証券会社)に問い合わせた方が良いです。
めんどくさい人は、2ヶ月前までには申込書を提出すると考えておけば良いのではないでしょうか。
というか退職したら速攻終わらせましょうか。
- 運用されないので増えることはないし、むしろ手数料で資産が減っていく。
- 受給可能年齢が遅くなる可能性がある。
- さらに手続きがめんどくさくなる。
『事業主の証明書』が必要。
ちゃちゃっと書いて出してしまおう、と改めて提出書類を見て、めんどくさいものが混じっていることに気づく。
第2号被保険者、または共済組合員の人は、『事業主の証明書』を事業主(転職後の会社)に書いてもらう必要があります。
つまり、申し込むときに新しい会社に転職済の人、と思ってていいかと。自営業とか無職の人は第1号被保険者なので不要。
へ?なんで『個人型確定拠出年金』とか言ってるのに会社に書いてもらわなきゃいけないの!?
と思うかもしれない。私は思ったので調べてみました。
理由は以下の通り。
60歳未満の厚生年金保険の第2号被保険者の方は、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入することができます(※)が、法令により、加入の資格要件に関する事業主の方の証明が必要とされています。また、毎年1回、加入の資格要件に関する届出が必要とされており、事業主の方に証明していただく手続き等のご案内のため、加入者の方の勤め先の事業所の情報を登録させていただいているものです。
事業主の方へ|イデコ公式サイト
なんかよくわかりません。
厚生年金入ってるから、まぁその兼ね合いとか・・?
とりあえず、会社に書いてもらわないといけないんです。
すぐ書いてくれるならいいんだけど、そうじゃない場合もあると思うので、そのあたりの余裕は見ておいたほうが良いです。
私の本社は首都圏にありまして。そうするとお手紙の往復だけでも時間かかるわけで。すぐやってくれる気もしてないし。
というわけでバタバタと焦って準備をしているのでした。
最後にもう一つ。
『金融機関届出印』を押すとこがあるよ!間違えるときっと戻ってくるから、その余裕も見たほうがいいかも。
私みたいにめんどくさがってないで、さっさとやろう。
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